2015年5月8日金曜日

第3回デザイン研究(@_@)

こんにちは、田村愛彩です。第3回目のテーマは「便器の形」についてです。


日本で使われている便器には主に、和式と洋式があります。他にも、男性用の便器や、珍
しいものではペット用の便器がありますが、今回は洋式やこれらのものは割愛して、「和式の形の特徴」について調べました。


なぜ、和式にしたのかというと、学校や公園などの公衆トイレや、一部の古い家屋で使われており、特に公衆トイレには、洋式の他に和式が設置されている所が多く、見かける機会も多いからです。


このように、様々な所で見かけることの多い和式便器ですが、和式は使いづらい、いろいろと不便だ、と思う方もいらっしゃるでしょう。例えば、しゃがんでいなければならないのでキツい、便器のまわりが汚れていることがある、しゃがむときに服の裾が汚れるなど問題点が多い。でも、公共施設にあるのだから、便器に座らない(直接便器に触らない)で済む、長時間しゃがむことによって座るより負担がかかるので一人ひとりの使用時間が少ない、便器が床と直接施工しているので床を清掃したときの汚れた水を直接便器に流し込めるなどのメリットがあります。


さらに、和式はボットン型など、昔からある便器のスタイルを引き継いでいるのだから、洋式よりも安心して使えるという人もいるようです。


ところで、和式便器と言えば、スリッパのような不思議な形をしています。とくに、気になるのは先端部分の半月状のふくれたもの。これは金隠しと呼ばれるもので、尿が跳ねないようにする工夫なのだそうです。また、先端部分に金隠しがある構造は日本特有のもので、アラブやトルコにある床に埋め込まれたしゃがみ込みタイプのトイレにはない特徴なのだそうです。


しかし、和式は近年になって衰退していき、洋式がその大半を占めるようになってしまいました。それでも和式が点在しているのは、伝統を重んじる日本人にとっては和式という昔からのスタイルを残しておきたいという無意識的な願望があるからなのかもしれません。

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