2015年5月24日日曜日

3匹の不思議なお猿さん  〜三猿〜

こんにちは、田村愛彩です。今回からは先生からご指導があり、第●回デザイン研究というタイトルはやめました。どうかご了承ください。m(_ _)m

さて、今回は日光東照宮などで見られる「三猿」について話したいと思います。まず、三猿とはみなさんも見たことがあるので知っていると思いますが、3匹のお猿さんがそれぞ
れ「目」、「耳」、「口」を隠している彫刻などで見られるデザインです。

ところで、なぜあのお猿さん達はあのような不思議なポーズをとっているのでしょうか。それには、ある教えが込められているからなのです。もともとは天台宗の教えから来たもので、子供への教訓として子供の頃には人の悪いところを見たり聞いたり言ったりしないで真っ直ぐで素直な子になるよう育ちなさいという意味が込められています。また、なぜ猿なのかというと、意味の打ち消しの「〜ざる」と猿をかけたからなのだそうです。

ちなみに、三猿がある日光東照宮には、他にもたくさんの猿の彫像があり、どれも一見すると分かりにくいですが、人の生まれてから結婚して子供を産むまでの人生を表しているそうです(三猿は先ほど言った意味合いから、幼少期を表しているとされています)。

みなさんが普通に知っているものでも、それに込められている深い意味を知るとまた違った見方ができるし、デザインの中に込められている教訓や意味を知るというのはとてもとても大事なことなんですね。お勉強になりました。(^o^) 

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