2015年5月27日水曜日

踏切

こんにちは、田村愛彩です。今回は「踏切」の色のデザインについてお話ししたいと思います。踏切と言えば、みなさんは、黄色に黒のシマシマの大きな×印と遮断機に、交互に点滅する赤いランプが付いたものを連想するでしょう。でも、よ〜く考えると踏切の色は「黄色」と「黒」と「赤」で構成されています。なぜこの三色なのでしょう。

まず、黄色は暗いところでも目立つという特徴から警戒色の一つとされ、「危険・注意」を連想させる色なのだそうです。例えば信号機でも、青(進め)から赤(停まれ)に変わるときに「もうすぐ停まれの指示が出ますよ」という注意の意味合いで、黄色が使われているのだそうです。

また、赤い色も本能的に危険を感じる警戒色であり、黄色よりもこちらの方が警告として強い意味を持つとされています。例えば、サッカーではイエローカードは注意を、レッドカードは退場を表すときに使われており、天気予報では注意報(災害が発生するおそれがある)では黄色が、さらに重大な災害が発生するおそれがある警報では赤が使われています。

それでは、てっぺんの×印と遮断機を赤と黄色にすればいいではないか、と思ってしまいますが、実は黄色と黒の組み合わせはとても目立つコントラストとされています。黄色は明るく、こちらに飛び出したように見える色で「進出色」と呼ばれています。一方、黒は暗く、後ろにあるように見える色で「後退色」と呼ばれています。このように黄色と黒の組み合わせは強調したい色をより強く認識させることができます。だから目立った色同士ではダメなのですね。 

今回は踏切の色から、警戒色や進出色と後退色の関係を学びました。色と色同士の関係には深い関係があったのですね。

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