2015年6月9日火曜日

鯱鉾 〜しゃちほこ〜

6月に入ってもう梅雨入り。これから雨の日が多くなりそうです。今回は雨にも関係のある、とある有名な建物の装飾についてです。その装飾というのは・・・・・名古屋城などの屋根の上にあるあの像!と言えば、そう「しゃちほこ」ですね。しゃちほこを生で見た事がないのですが、しゃちほこってカッコイイですよね。竜のような厳しい顔つきに、黄金に輝くウロコ。そして敵を威嚇するかのように逆立ちしたポーズ。古くからそびえ立つお城に負けじと、美しく、風格がありますね。

実は、しゃちほこはただの飾りではなく、ある「願い」を込めて立てられたのだそうです。それは、「城を火事から守ってくれるように」です。しゃちほこには雨を降らせる事が出来るという伝説から、「雨を降らせて城を火災から守って欲しい」という願掛けから、名古屋城などの屋根の装飾に用いられるようになったのです。

ところが、しゃちほこは今までに何度も盗難に遭ったり、空襲などで損壊するなど、数々の困難がありました。そんな困難にも負けじと歴史的建造物を今でも見守ってきたしゃちほこ。何だかロマンを感じます。

デザインの中にこういった「願い」が込められているものを「知る」ということも面白そうですね。

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