2015年8月15日土曜日

ウルトラマン 〜ウルトラシリーズ〜

今回は前のブログでお話しした通り、「ウルトラマン」のデザインについてです。

ウルトラマンは言わずと知れた国民的ヒーローで、1966年にテレビ放送が始まって以来、テレ東でも放送していたり、各地でイベントが行われているなど、およそ半世紀経った今でも人気が高いです。

ところで、ウルトラマンってなんであんなにカッコイイんでしょうね?そのデザインのルーツを調べてみました。

一番初めのウルトラマンのデザインの生みの親である、「成田亨」さんのデザインのコンセプトは「シンプル」。ウルトラマンも赤と白を基調としたシンプルなデザインです。

ちなみに、ウルトラマンの初期のデザインは羽とクチバシがついた「カラス天狗」のようなデザインでした。しかし、「(悪者の)怪獣と見分けがつかないから」、「未だかつてないかっこよくて美しい造形の宇宙人のヒーローが欲しい」という理由で没にされたそうです。それから、余計な物を削ぎ落としたり、何度もデザインの試行錯誤を繰り返して「斬新で最高にかっこいい宇宙人のヒーロー」である今のウルトラマンが完成しました。

もう一つ、ウルトラマンの特徴的な部分と言えば?・・・・・・・・そう、「カラータイマー」。このカラータイマーについては(ウルトラマンに限られた時間内でしか戦う事が出来ない緊張感を出して)番組を盛り上げるために付けられた物で、成田さんのデザインには描かれていませんでした(成田さんも、付ける事を大変嫌がったそうです)。

昔も今の時代も子供達を魅了し続けてきたウルトラマン。そのデザインにはとても奥深い成田さんのこだわりを感じました。とても素晴らしいですね。

次回はウルトラマンのもう一人の主役と言ってもいいかもしれない「怪獣」についてです。

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